よくある質問
- どこで動作法を受けられますか?
47都道府県のほとんどに地域で活動している訓練会や療育教室があります。このHPから探すことも可能です。
- 理学療法とどう違うのですか?
理学療法は生理学や整形医学を説明理論に持つ身体の機能改善等を目指す方法です。これに対して、動作法は、心理学を説明理論に持っています。また目的とするところは、身体の機能改善というよりも、身体の動きも含めた主体の活動の改善や活性化といった方が適切です。
- 勉強したいのですが?
動作訓練、動作法、臨床動作法で書物等を検索してください。多くの解説書に出会うことができます。
実践的な学びは各地の訓練会です。お住いの地区にある会にアプローチしてみてください。私たちも紹介などのお手伝いをします。
- 子どもも楽しんで取り組めますか?
からだの動かし方について学習していきますが、からだを動かそうとするその子の心を育むことも大切にしています。
子どもが「やってみたい!」、「わかった!」、「できた!」と思えるような進め方をしていきます。
基礎になる課題はありますが、日常生活の困っていること、学校などでチャレンジしたいことを踏まえて課題を考えていきます。
- 参加すると、どんないいことがありますか?
動作法を受けることそのもののメリットは、からだの動きの改善や、心の安定、協同で取り組むことの充実感などがあります。
保護者にとってのメリットは、状況が似ている人と情報交換ができたり、多くを説明しなくてもわかってもらえる安心感があったり、人生の先輩からのアドバイスがもらえたり、大学の先生、学校の先生、福祉施設の職員など、社会的なつながりができたりすることです。
- 子どもがコミュニケーションが難しく、なかなか言うことを聞けないので迷惑をかけるのでは?と心配です。
動作法は、言葉でのコミュニケーションよりも、からだを通したやりとりを大切にしています。
からだを使ったやりとりで伝わることはたくさんあるので、言葉の心配はいりません。
動作法を通してたくさんの人とのやりとりを経験すると、少しずつ人とじっくり向き合えるように成長していかれます。
- 参加するための費用はどこでわかりますか?
各地で開いている会が、それぞれに会の運営費として設定しています。
その他に動作法が受けられる場所は、NPO法人、大学の相談室、個人開業の療育教室などがあります。
それぞれのシステムがありますので、直接お問い合わせください。
連絡が取れない場合には、本HPの「お問い合わせ」からお尋ねいただければ、おつなぎいたします。
- 子どもを連れて見学に行くことはできますか?
できます。会の雰囲気を感じたり、動作法をしている様子を見たり、会に参加している人の話を聞いてみると参考になります。
施設・設備面などの心配もあると思いますので、詳細については、各地の会や団体にご確認ください。
- 心理リハの訓練会やキャンプに参加する場合、親は会の運営にも参加することになるのでしょうか?
はい。地域にもよりますが、そのような参加の仕方になることが多いと思いますし、そのことには意味があると思っています。あるお母さんの言葉を引用します。「特別な支援を必要とする子どもを育てるのは、悩ましいことがエンドレスな日々を送ります。月例会やキャンプで、具体的なヒントやアドバイスを頂きながら子育てをしてきたので息子にとっても母にとってもなくてはならない場だと思っています。保護者同士では、あり得ないアクシデントの話で盛り上がり悩みや苦しみを分かち合ったり、地域の情報交換ができる場でもあります。そんな訓練会を、継続していきたいという思いで運営に携わるようになってきました。」子どもが会の中心ではありますが、みんながつながることの意味は大きいようです。