動作法とは

正式名称は「臨床動作法」といいます。1960年代に九州大学名誉教授の成瀬悟策先生を中心に開発された心理学的発想をベースにした障害者への支援理論と技法です。開発時は肢体不自由者の動作不自由の改善が目的でしたが、そこから、知的障害者やASDをはじめとする発達障害者、重度障害者などに適用が拡大され、行動面や対人面の変化も報告されるようになりました。この頃は「動作訓練」と呼ばれていました。

その後、精神疾患をはじめ心理的な不調を持つ人への適用がはじまり、高齢者やスポーツ選手への実践などに展開していきます。子育てや災害支援にも活用されています。これらを「動作療法」と呼ぶこともあります。

詳しくは多くの著書が出されていますので、手に取ってみてください。