各地の会や団体
スリランカキャンプについて
海外支援報告~スリランカキャンプについて~
動作法東北ネットワークJAPAN 芳賀 孝美
1 スリランカキャンプの経緯について
2012年に荒柾文氏らが,スリランカのリトル・ツリーで3日間の動作法ワークショップを行った。その後,2015年に芳賀が,職場の教員が青年海外協力隊でスリランカに派遣されたのをきっかけに,スリランカにおける特別支援教育の視察を兼ねて,リトル・ツリーで1日の動作法ワークショップを行った。その際,代表の馬場繁子氏より,継続して動作法の研修を行ってほしいとの依頼があった。このことについて,2016年度の動作法東北ネットワークJAPANの総会で協議し,スリランカキャンプを支援することになった。
<リトル・ツリーで(2016年)> |
2 障害児通所センターリトル・ツリーについて
スリランカでは、地区ごとに小中学校の特別支援学級や特別支援学校が設置されているが、対象は障がいの軽い子どもたちであり、障がいが重かったり、肢体不自由であったり、あるいは通学できない環境の者は家庭に引きこもっているという現状がある。そこで、スランガニ基金(※)が、ブッタラ地区に障がいがある子どもを受け入れる通所センターとして、2011年に「リトル・ツリー」を開所した。現在約30名の障害のある子どもたちが通所している。
※スランガニ基金について
1992年から、スリランカの子どもたちの学びの環境を整えるお手伝いをしているスリランカ政府登録の小さなNGO。代表は馬場繁子氏(かつて青年海外協力隊員として、幼児教育の分野でスリランカへ派遣されていた。)
3 活動経過
(1)第1回スリランカキャンプ(2016年8月15日~18日)
SV:荒柾文,増川幸伸,伊藤秀之,芳賀孝美,トレーニー:18名,トレーナー:18名
(2)第2回スリランカキャンプ(2017年8月15日~18日)
SV:井澤由香,増川幸伸,渡邊朋子,芳賀孝美,トレーニー:15名,トレーナー:15名
(3)第3回スリランカキャンプ(2018年8月14日~17日)
SV:竹田文子。増川幸伸,中野正貴,渡邊朋子,トレーニー:16名,トレーナー:16名
※ 2019年に第4回スリランカキャンプを予定していたが,スリランカにおける同時多発テロのため中止となり,2020年,2021年は世界的なコロナ禍のため引き続き中止となっている。現在オンラインでの研修も含め検討中である。