第46回高知療育キャンプ ～　ココロ　うごく　～

　高知県では、8月15日から20日まで、『第46回高知療育キャンプ』を行いました。通いのキャンプですが、第42回以来の久しぶりの6日間のキャンプでした。

　今年のキャンプのテーマは『ココロ、うごく』
　それぞれが自分の身体に向き合い、いろんなことにチャレンジして新しい自分を発見しよう
　仲間と集って、たくさん笑って、楽しもう
　キャンプでの体験が、ココロにポジティブな「何か」を生みだす時間となることを願ってのテーマ設定です。高知のトレーニーさんは、ベテラン揃いで、一番若い方で22歳。そこに2日間ではありましたが、2歳の女の子もメンバー入りし、7名のトレーニーさんが参加してくれました。

　キャンプといえば集団療法。音楽療法やボウリング、ボッチャなど、久しぶりにトレーニー、トレーナー、親の会がまぜこぜになってワイワイと楽しむことができました。コロナ禍でも日程を短くして「キャンプらしきもの」を細々継続してきた高知ですが、集団療法は接触が増えるため難しく、親の会が用意してくれた「くじ引き大会」を楽しむ程度でした。今回のキャンプでは、本当に久しぶりにトレーニーさんそれぞれが活躍できる集団療法を提供することができ、みんなで笑いあって楽しいひと時を過ごすことができました。

　キャンプという非日常な状況で、トレーニーさん、は自分の身体にとことん向き合い、そしてそれを支えるトレーナーやSVは、どうしたらトレーニーにより良い支援ができるか、そしてそれが日常生活にどう活かされるかをとことん突き詰めます。そういう点から考えると、キャンプという時間は、なんと贅沢な時間なのでしょう。さらに、そこに集団療法というお楽しみも加わって、共に進む仲間を意識し、自分の居場所感を満喫できるわけで、この仕組みは、何度味わっても、すごいものだなぁと感動します。

　来年の47回は、古巣の支援学校でのキャンプを企画しています。これまでの歴史を大事にしつつ、柔軟に進化できるのが高知キャンプのすごいところ。
　「今やれることをやれるカタチで」を合言葉に、来年もたのし新しい形をみんなで模索して、この贅沢な時間を満喫できるよう、いっぽいっぽ進んでいきたいと思います。
　高知キャンプも全国の皆さんの参加をお待ちしております！

第46回高知療育キャンプ　マネージャー　森實　摩利子